【おすすめ邦画】『新聞記者』ネタバレなし紹介【日本の闇と向き合う】
こんばんは。
今日は、今年の3月6日の日本アカデミー賞にて、最優秀作品賞、最優秀主演男優賞(松坂桃李)、最優秀主演女優賞(シム・ウンギョン)の3部門を受賞した『新聞記者』について、ご紹介したいと思います。(ネタバレなし)
残念なことに、テーマ的にあまり日本でスポットライトが当たりにくい作品ですが、
僕はこの映画をたくさんの日本人に見てほしいと考えています。
あらすじ
東京新聞の記者・望月衣塑子のベストセラー「新聞記者」(17/角川新書)を“原案”に、政権がひた隠そうとする権力中枢の闇に迫ろうとする女性記者と、理想に燃え公務員の道を選んだある若手エリート官僚との対峙・葛藤を描く。それぞれがどう自分の正義を貫こうとするのか。国家権力と報道メディアの関係性を描いた、サスペンス・エンターテインメント。
〜どんな人にオススメの映画?〜
・リアリティを重視している人
・実力のある演技を見たい人
・国とマスコミに対して何かしら意見がある人
↓予告はこちら↓
〜魅力〜
①日本という国の"タブー"に対して、果敢に挑んでいる。
この作品で、主に登場するのは「国」と「マスコミ」です。
そして、この2つの大きな組織を軸に物語は進んでいきます。
この2つのワードに対して、悪いイメージを持ってる日本人は少なくないと思います。
この作品ではその悪いイメージを余す事なく表現しています。
私程度の人間には、この作品に登場する官僚達の行動について、どこまでが事実かはわかりませんが、
間違えなく監督はこの作品を日本の現状として警笛を鳴らしています。
見ている側も、
「国家機密のビデオ」を見せられているような、そんなハラハラした気分になってしまいます。
日本の闇をリアルかつ直接的に描いている映画です。
②素晴らしい主演2人の演技力
本作は松坂桃李と韓国の演技派女優シム・ウンギョンが主演を務めています。
このお二人の演技が素晴らしい。
正直最初の方は、何故日本人じゃないんだ?と思っていましたが、
途中からは、むしろ彼女のキャラとこの完璧じゃない日本語が合っているなと思いました。
韓国映画女優だけあって、喜怒哀楽の表現が本当に素晴らしかったです。
そして松坂桃李にも痺れました。
この人、これだけ上手だったんだ…。
詳しくは言えませんが、最後の方は圧巻の演技力です。。ラストまで見てほしいと思います。
〜まとめ〜
この「新聞記者」を通して、一体どのようなメッセージが私達に届けられているのでしょうか。
それは映画を見ると、一目瞭然です。
私達がするべき事は何なのでしょうか。
国とマスコミとどう向き合うべきなのか。
そんな事を考えさせてくれる非常に面白い映画でした。
コロナウイルスによって、国とマスコミに関心が高まっている今こそ、見るべき映画であると考えました。
是非ご覧ください。
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今日の一曲
「where have you gone」OAU